自費出版で本を出そうと考えたとき、多くの人が最初につまずくのが 「ISBNってなに?」 という疑問です。
ISBNは「本の住所」ともいえる番号で、商業出版だけでなく 自費出版の本にも付与できる国際的な識別コード です。
13桁の数字に込められた「出版の奥深さ」を覗いてみましょう!
この記事では、自費出版を考えている人に向けて、ISBNとJANコード、さらに書籍の裏表紙に必ず載る「2段式バーコード」について、図解を交えながらわかりやすく解説します。
ISBN(International Standard Book Number)は、世界共通で本を識別するための番号です。
13桁の数字で構成され、本の流通や管理をスムーズにするために利用されます。
自費出版でもISBNをつけることは可能です。ISBNが付与されていれば、あなたの本は商業出版の本と同じように流通上で扱われます。
ISBNは13桁の数字で、次のように構成されています。
例えばこの「9784911115645」からわかることは
日本のBooko出版から刊行された書名記号11501の書籍
ということ。
余談ですが、ISBNコードをAmazonの検索窓で検索するとこの本が出てきます。
一度試してみてください。
JAN(Japanese Article Number)は、日本で使われる商品識別コードです。
分類記号(Cコード)は、書籍のジャンルや価格を示す4桁のコードで、以下の情報を表します。
本の裏表紙でよく目にする「2段式バーコード」は、ISBNとJANコードを組み合わせたものです。
この2段式バーコードがあることで、本は書店やネット書店で流通可能になります。
自費出版の場合でもISBNを取得できます。方法は大きく2つ。
Q1. ISBNを付けないと本は出版できないの?
→ ISBNなしでも本は作れますが、図書として流通させることができません。身内配布や限定販売なら不要ですが、販売を考えるなら必須です。
Q2. ISBNの費用はいくら?
→ 出版社経由では数千円程度。個人で出版者記号を取得する場合は数万円かかることもあります。
Q3. Amazon POD出版の場合はどうなる?
→ Amazon PODではISBNが必須です。Amazon内での流通だけに限られるAmazonが発行する無料のISBNか、自分で用意するかを選べます。
→Amazon独自の無料ISBNの場合、図書とは認められません。
自費出版で本を作るなら、ISBN・JAN・2段式バーコードの仕組みを理解しておくことが第一歩です。
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