北海道在住の料理研究家、田中瑞恵さんは、料理研究家でありながら干し野菜の魅力に魅せられたマニア。
Bookoを活用して初めての本『HOSHIYASAI- 見るだけで作りたくなる干し野菜&フルーツ』を出版しました。干し野菜の魅力を伝えたいという思いを持つ田中さんにとって、Bookoでの出版は大きな一歩でした。今回は、自費出版初心者だった田中さんがどのようにしてこの本を完成させたのか、その経験についてお話を伺いました。
田中さんは2年ほど前から本を出版したいと考えていたものの、自費出版のハードルの高さを感じていたそうです。そんな中、信頼できる方にBookoを紹介され、「テンプレートに情報を入れるだけで本が作れる」「在庫を持たなくていい」というスタイルに惹かれ、挑戦を決意しました。「Bookoの講座で、一から出版までを導いてくれるサポートがあったことが、本を作る上でとても心強かったです」と田中さんは振り返ります。
特に、デザインやレイアウトに関しての知識がなくても、テンプレートを使うことで基本的な部分を整えられる点が大きな魅力だったそうです。「使えるテンプレートがもっと増えると、選択肢が広がってさらに嬉しいですね」との希望もありましたが、全体的に満足のいくプロセスだったと話します。
従来の自費出版のイメージは、大量の在庫を抱える必要があるため、初期投資が大きくなりがちです。しかし、Bookoの仕組みでは、オンデマンド印刷を採用しているため、必要な分だけを印刷・販売できるのが特徴です。「在庫を持たないでいいというのは、本当に大きな安心材料でした」と田中さんは語ります。初めての出版であれば特に、このようなリスクを抑えたスタイルは挑戦しやすかったそうです。
とはいえ、本作りは決して簡単なものではありませんでした。「想像以上に大変で、想像以上に楽しかったです」と振り返り、一番楽しかったのは、干し野菜の魅力が伝わる写真を撮影し、選ぶ作業だったそうです。表紙デザインは、スキルシェアマーケットで探したクリエーターに依頼。本を作るのも初めて、デザインを依頼するのも初めてだったので、自分のイメージをデザイナーに伝えるのが難しく、何度も修正をお願いする場面もありました。
しかし、出版を通じて「何でもやればできる」という自信を新たに感じたそうです。Bookoの講座で本作りの基本を学び、その後のBookoオンラインゼミに参加したことでモチベーションと同じ志をもつ仲間を得たそうです。「発売日が迫って焦りと不安でどうしたらいいかわからない中『頑張りましたね』という言葉や『なんとかなるから大丈夫』という言葉は本当に心の支えになりました。またゼミ生のメンバーが本を購入し、写真を送ってくれたり、ミスを指摘してくれたり。感謝しかありません」
Bookoはweb上のテンプレートでブログ感覚で本が作れるのが魅力ですが、田中さんの体験談から分かることは、苦労もある、ということです。だからこそ、「強く人に伝えたい事がある方や、自分で物事を進めていく実行力のある方には、Bookoをお勧めしたいです!」と田中さんは未来の著者にエールを送ってくれました。