本を作ろうと思った時に、ネットや書籍で下調べをする人は多いかもしれません。
それらの多くは「まずは1行書いてみましょう」と指南します。
でも、まずは1行目が出てこない人も意外と多いのです。
なぜでしょうか?
主な原因は以下の3つです
・何から書いていいかわからない
・伝えたいことが整理されていない
・いい文章書きたいと気負いすぎている
でも、心配無用です。
実は最初の1行でも「書けなくて当たり前」くらいだとBookoは考えています。
なぜなら、いきなり書き始めるというのは、設計図もないのにいきなり家を建て始めるのと同じことだからです。
場所、予算、広さ、部屋数、生活スタイルが決まってから設計図を書くことができるのです。
本作りの場合は、これらの決め事がそのまま設計図となるのですが、それが、今後、執筆を含めてあらゆる作業をする際にも要ともなる『5か条』です。
1.強み「誰が?」
2.ターゲット「誰に向けて?」
3.テーマ「何を?」
4.ジャンル「どこで?」
5.パーパス「何のために?」
この5つはそれぞれが深く結びついているほど、しっかりした設計図を描くことができて、迷いやブレが少なくなります。
もう少し詳しくお伝えします。
誰が書くのか?
自分の強みを活かして書くといいでしょう。
強みとは、スキルや実績だけではありません。体験談や失敗談、マニアックな想いなども強みです。
今はAI生成で瞬時に文章が書ける時代です。だからこそ自分にしか書けないこと、個性的なものが書籍とマッチします。
誰に向けて書くのか?
自費出版の醍醐味は自分の書きたいことや自分の好きなことを書けることです。でも、せっかく本を作るのであれば、誰かに手に取って読んで欲しい。その誰かをイメージして本を書くことをおすすめします。
この本を読む人の悩みや課題が解決できる、本を読むことで新たな知識を得られる、楽しい気分になれる、などなんでもいいのです。
何を書くのか?
自分で本を作りたいという人は、想いが溢れていることでしょう。書きたいことはたくさんあるけど、テーマは絞ったほうがいいです。イメージとしては「幕の内弁当より特選銀シャケ弁当を目指す。銀シャケも塩サバも書きたいというときは、銀シャケで1冊、塩サバで1冊に分けることをお勧めします。
どこで書くのか?
本にもいろんなジャンルがあります。コミック、実用書、ビジネス書。コミュニケーションをテーマにした本でも、コミックとビジネス書では表現方法がまったく異なります。自分の得意や伝わりやすさで選ぶといいでしょう。
何のために?
Bookoではこれが一番大切だと考えます。本を1冊書くには時間もかかります。SNSのようにすぐに達成感が得られないので途中で心が折れるときがあるかもしれません。だからこそ「なぜ?」が必要になります。
執筆を成功させる〈5つの法則〉をぜひ活用して、本作りを楽しんでください。
本を作るときの基礎をマスターしたら、本を作るアプリBookoで本を出版するまでの7つのStepで一気にステップアップしましょう。
伝えたいことはあるけど、本作りが苦しくなった時のためのモチベーションを持ち続けるコツはこちらをどうぞ。