自分で本を作る

アート本の作成で注意すべき作品画像の扱い方:加工OKでもやってはいけないこととは?

2026-01-07
アート本の画像掲載ガイド:トリミング、色補正、著作権の3原則

アートや美術の本を作るとき、欠かせないのが絵画などの作品画像。でも、いざ本に載せようとすると「これってトリミングしていいの?」「色って直していいの?」と悩みがちです。

アート本を作る時、絵画作品の写真に関する注意点は大きく3つ。

  • ① 作品画像の著作権クリア
  • ② 作品画像の入手方法
  • ③ 作品画像の掲載方法

このガイドでは、アート本制作で特に重要なポイントのうち、**画像の掲載方法**に焦点をあてて、わかりやすく解説します。

目次

基本のポイント:画像掲載で注意すべき2つのこと

「トリミングしていいの?」
「色味を調整していいの?」

この2点について、具体例を交えながら見ていきましょう。

Bookoテンプレートで起こる問題

Bookoで本を作る場合、テンプレートにはあらかじめ画像ボックスのサイズ(比率)が決まっています。

たとえば、正方形に近い画像ボックスに縦長の画像(例:モナリザ)をアップロードすると、自動的に天地がカット(トリミング)されてしまうことがあります。

Bookoテンプレートに配置すると:

トリミングされてしまうモナリザ

Photoshopで「縦長画像をトリミングせずに正方形化」する手順

作品画像の天地を切らず、左右に白い余白を追加する方法を紹介します。

🎨 使用例:モナリザを正方形におさめる

ステップ1:画像を開き、画像解像度を設定

Photoshopで画像を拡張する方法1
Photoshopで画像を拡張する方法2
  1. Photoshopで画像を開く
  2. メニュー【イメージ】→【画像解像度】を開く
  3. 解像度を 350 pixel/inch、高さをテンプレートに合わせ(例:151mm)設定
  4. 再サンプルにチェックを入れる
項目設定内容
解像度350 pixel/inch(印刷向け)
高さBookoテンプレートに合わせて 151mm に設定
再サンプル✅ チェックを入れる(必須)

ステップ2:カンバスサイズで左右に余白を足す

  1. メニュー【イメージ】→【カンバスサイズ】を開く
  2. 幅を 154mm(テンプレートの正方形サイズ)などに設定
  3. 基準位置を中央にし、拡張カラーを「白」に設定
Photoshopで画像を拡張する方法3
Photoshopで画像を拡張する方法4
Photoshopで画像を拡張する方法

これで、天地はそのままに、左右に白い余白が加わった正方形の画像になります。

ステップ3:高解像度で保存

保存方法

ステップ4:Bookoにアップロードして確認

自動トリミングされることなく、画像全体がきれいに表示されます。

Bookoに拡張した画像をアップロード
四角い画像ボックスに縦長の写真をトリミングせずに配置完了

※ 部分を見せるときは

全体を見せた上で、部分を拡大してトリミングするのはOKです。

全体像と部分像

色変更の考え方

ダウンロード元によって明るさや色合いがかなり異なることがわかります。

〈モナリザ〉での比較

ルーブル美術館:コレクションサイト

ルーブル美術館の公式サイトからダウンロードした〈モナリザ〉

レオナルド・ダ・ヴィンチ〈モナ・リザ〉 © 2018 GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Michel Urtado

WIKIMEDIA(ウィキメディア)

Wikimediaの〈モナリザ〉

Wikimedia Commons / Public Domain

パブリックドメインQ

パブリックドメインQからダウンロードした〈モナリザ〉

まとめ:アート画像を使うときの3原則

項目基本ルール
トリミング原則NG。どうしても必要な場合は、全体像を先に掲載する
色補正基本はしない。実物に近づける補正や印刷時の色沈み対策はOK
サイズ調整Photoshopで左右に余白を足して、天地を維持する