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2016年に横浜市内の住宅街に book&cafe Nishi-Tei をオープン。かつて出版社で編集の仕事に携わっていた経験を持つ。10周年を記念し、店と歩んだ軌跡をまとめた『the Book of book&cafe Nishi-Tei』を刊行。
横浜の住宅街に佇む book&cafe Nishi-Tei。2016 年のオープンから 10 年、静かに人が集まり、ページをめくる音が心地よく響くこの場所に、ひとつの節目が訪れました。
オーナーの Makiko さんが「10周年の記念に」と作りあげた一冊、『the Book of book&cafe Nishi-Tei』。その裏側には、Bookoとの出会いがありました。
Makiko さんは、かつて出版社で編集の仕事をしていた経験があります。 だからこそ“本という形の特別さ”をよく知っていました。
しかし一方で、自費出版は費用もハードルも高く、 「いつかできたらいいな」 そう思いながらも、一度は諦めかけていたといいます。
そんなとき、偶然ネットで見つけたのが Booko でした。
「やっぱり本を作りたい!と思ったタイミングで Booko を見つけて、 本当にラッキーでした。」
それが、記念本づくりが動き出すきっかけになりました。
Bookoでの制作期間は約6か月。 文章選び、写真選び、構成、校正……。
とくに校正では、
「何度も読み返す中で、当時の自分と今の自分の気持ちの違いに気づく。 それが貴重で、とても面白い体験でした。」
と話します。
インスタグラムに書き残した言葉を読み返すたびに、 歩んできた10年が少しずつ輪郭を持って浮かび上がってくる。 その作業そのものが、カフェと過ごした時間の再訪だったのかもしれません。
Bookoの良さとして Makiko さんが挙げたのは、
テンプレートのデザイン性
写真取り込みのしやすさ
サイズ調整の手軽さ
という“実務的な使いやすさ”でした。
「とにかく写真の扱いやすさが良かったです。」
と語ります。
一方で、気になる点としては、
「ページタイトルの日本語の書体がイマイチだったこと。 アルファベットは問題ないのに残念でした。」
という正直な声も。
それでも、制作を続けるほどに “自分でも最後まで仕上げられた”という達成感が蓄積されていったそうです。
制作中にはいくつかシステムトラブルも発生しました。 しかし、
「都度とても誠実に対応していただき、本当に感謝しています。」
という言葉のとおり、 Makiko さんにとってサポート体験は安心につながったようです。
本が届いた瞬間よりも、 読者から届いた言葉が積み重なっていく中で、
「あぁ、本当に形になったんだ」
という実感が深まっていったのだといいます。
「鞄に忍ばせたり、枕元に置いておけることで、 だんだん愛着が湧いてくるんです。」
紙の本ならではの存在感が、 その“愛着”をそっと育ててくれました。
そして Makiko さんは、 出版を通して未来への視界が開けたと語ります。
「これは初めての出版経験でしたが、 いつか二冊目にも挑戦したいと思っています。 夢はハードルが高いと思っていたけれど、 一つ叶うとまた新しい目標が見える。 それはとても素敵なことです。」
田部さんのように、実績なしから自分で出版を叶えた著者は多くいます。伝えたい想いがある方は、ぜひBookoの仕組みをご覧ください。